Handheld PC (Windows CE) でドイツ語 2001

Handheld PC でドイツ語

ひとくちに Windows CE といっても、CPU (MIPS, SH3, SH4, StrongARM など)や OS (CE2.0, 2.11, 3.0, HPC2000 など) にいろいろ種類があり、ハードごとにクセがあります。新しくソフトをインストールするときは、それぞれにあわせたバイナリを入手せねばならないので、コンパネでシステムのプロパティを見て確認した方がよいでしょう。・・・・しかし、バンドルソフト以外の市販ソフトなんて、Pocket WZ Editor(以下 PWZ) と Episode とシステムソフトの辞典類くらいなんじゃないのかしらん・・・・。あとはオンラインソフトで武装します。シェアウェアが多いですけどね。

CE マシンにはいろいろ制限もあるのですが、ドイツ語学習マシンとして十分活用できます。うちでは PWZ と Pocket Internet Explorer (以下 PIE) と PDIC for CE が大活躍。 CE2,0 で愛用していた SuperEditor は StrongARM では使えないようなので、対応してください、と要望メールを出しているところです。(5月21日追記: CE 2.11 対応版にアップグレードしたら、680 でも 710 でも問題なく使えました(^_=) 「特殊文字を表示」「unicode で保存」にチェックを入れて、フォントはてきと〜な欧文のにして、PIE などから貼り付けてドイツ語を入れ、日本語は直接入力する。というのが正解かな。

さて「モバイルでドイツ語 1998 」からずっと書いているように、PIEでは ü などでウムラウトが表記されていればそのまま、ドイツ語キーボードでべたべた入力したな〜、というファイルでも言語設定を「欧文」にすれば読めます。CE2.11 以降の PIE だと UTF-8 のファイルも読めます(レジストリをいじれば CE2.0 の A-60 でも読めましたが、あまりお勧めしません)。HPC2000 の PIE は Ctrl+F でページ内の検索もできますし、IE 4.0 相当だとかで Java が有効のようです。・・・・しかしこれもよしあしで、http://www.apa.at/news/schlagz.htm を A-60, R300, Jornada 680 で見ると APA Nachrichtenueberblick が読めますが、jornada 710 で見ると http://www.apa.at/ を読み込みに行ってしまうのです(T_T) ハーフ VGA だかなんだかのちっこい画面だと、フレームのあるページはかえって不便なこともあります。

PDIC は StrongARM 用のバイナリもちゃんとあります。Win98 マシンで作っておいた辞書をそのまま読んでくれますが、1グループの登録辞書は4つまでという制限があるのと、ウムラウトまわりはどうしても文字化けしてしまうのとが難点といえば難点です。また、Win9x 用の PDIC のヘルプを見て EPWING の辞書を PDIC で使えるように(内容も)変換すると、クラウン独和が CE でもひけるようになります。文字化けと分離動詞に | が入ることを我慢すれば、十分使えます(^^)

逆に、CE 上でウムラウトのある文字を保存しようとすると、PDIC辞書に登録される段階でウムラウトがとっぱらわれてしまいます。ですからうちでは基本的に Win9x 上でしか辞書を作らないのですが、どうしても CE で登録したいときは、保存する前に、ウムラウトのある文字の後に # を記入して目印にしています。

この、ウムラウトを u# などと書く方法は、文字化けせずにテキストファイルで受け渡ししたい時にはけっこう便利です。古典的な ue, oe などに開く方法は、あとでウムラウトに戻すときにいちいち調べないといけませんから。別に o: a: や o" a" でも、自分で決めた方法でいいんですが、うちでは「まず間違いなく a, o, u, s の後では使わないに違いない」 # を採用した、というわけです。入力も楽ですし。また、ue, oe で書かれてあるものをあとでウムラウトつきに戻したい時も、「ここはウムラウトを開いたものだ」というところを u# o# に(つまり後ろの e を # に)書き換えておいてから置換する、という方法をとれば、多少楽になります(^o^)v

その「置換」ですが、秀丸では o# u# 方式(仮称 sh)と、ドイツ語キーボードで入力した時のコード(仮称 ansi)と ü 方式(仮称 htm)とで相互に置換できるようにマクロを作ってあります。sh2htm.mac, sh2ansi.mac, ansi2htm.mac などなど。ついでに ue oe 方式(仮称 ue)方向へ置換するマクロも作ってありますが、その逆はできません。CE では PWZ で書いていますので、手作業で ü と入力するか u# で書いておいてほったらかしか、あるいは秀丸に読みこんでから HTML 用に置換していましたが、いまためしに「キーボードマクロ」をやってみたら、PIE でもちゃんと u# → ü などに置換できるようになりました。TX-C とやらを使わなければならないのかと思ってずっと敬遠していたんですが(^^;) ・・・・なぁんだ、もっと早く試してみればよかった〜。

入力方法を再確認しておきますと、(↓は IE のみウムラウトが表示されます。ねすけだと ? になってます。)

    a-Umlaut : a# : ä : ä
    A-Umlaut : A# : Ä : Ä
    o-Umlaut : o# : ö : ö
    O-Umlaut : O# : Ö : Ö
    u-Umlaut : u# : ü : ü
    U-Umlaut : U# : Ü : Ü
    エスツェット : s# : ß : ß
    
というように「お約束」を決めておくわけです。ドイツ語はこれで大抵まかなえますから、かなり楽です。・・・・フランス語だとアクサンがいろいろあって大変そうですが。

さて PIE 4.01 でのウムラウトつきの文字の検索はというと、これはもうコピー&ペーストするしかないんじゃないでしょうか。ウムラウトのついた文字だけコピーするのが面倒なら、PWZ で該当する単語を schön みたいに書いて HTML ファイルとして保存し、PIE で schön と表示されたところを単語ごとコピーする、と。同じ方法で PDIC で auflösen を検索してみたら、ちゃんとはひけないものの、z よりも後ろにあるコードとしてウムラウトを認識してくれたのか、「そのへん」にはたどりつけました。それはそれで、よしとしましょうか。ただ、Yahoo! Deutschland で同じようにやってみたら、schön が schon になっちゃいましたけど(^^;) ここは Win98 マシン+ドイツ語キーボードでやろうっと。

Fr. 4. Mai 2001 08.02 Uhr MESZ / 15:02 JST

追記です。jornada 710 の Windows Media Player では MP3 ファイルが再生できる、ということで、zura さんに教えていただいた Radio Praha に行ってみました。すると、小窓が出てきて、MP3 の Nachrichten をダウンロードして、同期フォルダに移して ActiveSync したら、ちゃんと 710 でも聞けました(^o^)v 3分強のニュースで約 800KB です。あんまり長いと 710 のメモリを圧迫するから、これくらいでいいかなぁ。。。。と思いました。Radio Japan もやってくれるといいのに、といってもあれは10分くらいあるからファイルがでかすぎますかね(^^;)

Fr. 4. Mai 2001 17.22 Uhr MESZ / Sa. 5. Mai 00:22 JST

Über diese Seite

Diese Seite enthält einen einen einzelnen Eintrag von Joe vom 4.05.01 9:20.

自家製データベース活用編 2001 ist der vorherige Eintrag in diesem Blog.

ケータイでドイツ語 2001 : J-Phone 編 ist der nächste Eintrag in diesem Blog.

Aktuelle Einträge finden Sie auf der Startseite, alle Einträge in den Archiven.