Oktober 2001 Archive

PDIC用辞書のページに公開してあるデータは、実はうちで使っているものの半分くらいなんです。あとのは新聞記事がまるまる一本入っていたり辞書の用例をカンペキに丸写ししていたり、これは他のひとに見せちゃだめだよね。というようなのばかりなので、今日は「辞書の作り方。」を書きたいと思います。

辞書作成は基本的に Windows マシンで行います。(以下、ふつうの Windows を「Win32」、Windows CE を「CE」と表記します。)ドイツ語関係のグループの設定は、「表示項目:フォント/内容」として以下の通りです。

  • 英単語部:欧文(Arial)/単語・熟語・記事の見出しなど
  • 発音記号部:欧文(Century Gothic)/略語の元綴り、人物の生没年、同義語、その他
  • 日本語部:日本語(MS Pゴシック)/訳語や説明など、日本語はすべてこの項目に入れる
  • 用例部:欧文(Times New Roman)/用例、欧文による説明など。
分野はあとでわける方が大変ですから、とりあえずてきと〜〜〜に(^^;) わけてあります。CE版では1グループの登録辞書が4つまでなので、all.dic なんてのを別にマージして作っています。CE版はフォントの指定がまだできないので、ウムラウトまわりが文字化けしますが、そこらへんを我慢すれば十分役に立ちます。

実際に PDIC の辞書を作る方法としては、

  1. 手作業で入力する
      Win32 ではドイツ語キーボード配列が使えますので、それに切り替えて使うのが楽でしょう。あるいは、PDIC側で「特殊文字入力」を German にしておいて、Ctrl+K+何か、を使うか、です(この入力方法は、フォントを設定するところで自由に編集できます)。Windows Me で使った時だったか、自動的にドイツ語キーボードにかわってくれて便利だったんですけど、Windows 2000 だとならないみたいです。。。いろいろあるんでしょうね(^^;) 日本語部分の入力は、自動的に IME を立ち上げる設定にしておくと楽かもしれません。

  2. EPWING や英辞郎など別形式のものをインポートする
      これはわたしがごちゃごちゃ説明するより、ヘルプなどを見てやっていただくといいんじゃないかと思います。うちでは「クラウン独和」の電子ブック版をインポートしてあります(^-^)便利です。Win32 ではインデックスファイルだけ作成して元データをコピーしてあるフォルダの catalogs を指定、CE 用には本文データも変換したものを CF にコピーして使っています。

  3. エクセルなど他のソフトで作った自作の用語集から取り込む
      これは「エクセルで用語集を作ろう」などを書いてから、別項目として書くことにしましょう(^_=) CSV 経由でのやりとりになると思います。逆に、PDIC から外に出すことも出来なくはありません。この場合は 4.3x をおすすめします。

  4. インターネットの記事をコピー&ペーストする
      これは、時事用語や最新情報などを収集する際に威力を発揮します。ドイツ語の方は、Internet Explorer (以下「IE」と表記します)からコピーするとウムラウトがとれちゃうなど、どうもうまくいかないので、エンコードを「欧文」にした Netscape Navigator (だか Communicatorだか、以下「ねすけ」)をお使いになることをお勧めいたします。日本語の方はどちらでもかまいません。また、欧文フォントと日本語フォントで別々に秀丸を開いておくと編集が楽です。ねすけから直接 PDIC に貼り付けるとよけいな空白や改行が入ることもあるので、いったん秀丸に貼り付けて編集してからコピーしなおして PDIC に入れます。このとき、秀丸 3.08 以降では「その他」→「ファイルタイプ別の設定」→「その他」のタブの「Unicodeを使用可能にする」のチェックをはずしておいた方がよいようです。

動詞の用例、新語、略語、固有名詞など、調べたものをどんどん入れておくと、しばらくたって「あれ、なんだったっけ?」と忘れかけた時に役立ちます。略語の元綴りは「発音記号部」に入れることに統一しているので、これはドイツ語に限らず英語も入れるようにしています。また、公開していない辞書 lex.dic には Deutsche Welle や APA Nachrichtenueberblick や Der Standard などの短めの記事の見出しを「英単語部」、本文を「用例部」に入れてあります。もし同じテーマの日本語の記事が見つかったら、「日本語部」に入れておくとたいへん便利です(^-^)v (日本語の資料しかないものは、別途 Wz Memo に入れてあります。)

CE版のための辞書は、「同期フォルダ」にコピーしておいて、Active Sync でつなげた時に更新されるようにしています。CE上では原則として入力はしないんですが、やはり外で入れたい時もあるので、同期フォルダに入力専用の辞書 CE-DJ.dic を作って、ウムラウトは u# などで表記しています。この辞書は Win32 では「登録・修正禁止」としてグループに入れてあります。現在の CE 版ではフォント指定が出来ず、日本語フォントになってしまうので、それならいっそ、日独の辞書も作って同じグループに入れちゃおうかな?とも思っています。Win32 だと日本語部の検索が F3 で簡単に出来ますが、CE だと面倒だし遅いので、覚えたい語から入れていこうかな、と思って「は」います(まだやってません(^^;))。

PDIC に入れた方がいいもの、Excel の方が便利なもの、日本語だけの資料、いろいろありますので、使い分けてみようと思っています。

Sa. 13. Oktober 2001 15.42 Uhr MESZ / 22:42 JST

メールでドイツ語 2001

ほぼ同じタイトルで PHSでドイツ語 : メール編 を半年ちょっと前に書いたのですが、これは PHS やケータイに限らず、メール全般での話です。


うちでは、ぴっちなどに転送するアドレスと転送しないアドレスに分けていて、転送するのは、メインの246のアドレスと、ニフティのものです。ただし、あやしいメールが来たら、そのアドレスやタイトルはとっとと Telmethod で「転送しない」設定をしています。メルマガはだいたいニフティです。あと、転送しないアドレスは2種類あって、1つは各種登録用&自分の書いたメールを bcc: で送っておくためのもの、もう1つは転送しない各種メルマガを受信するもの、といったところです。もちろん、あちこちにアドレスを作らなくても、246ネットの場合は基本サービスで1つのアクセスアカウントにつき4つまでのメールアドレスを持てますから、それで区別したのでも十分なんですが。


で、うちでとっているメルマガは、時事問題系、英単語(各国語含む)系、日本語(漢字テストとか)系、おべんきょう系(日本史、世界史、数学、物理などなど)、ドイツ語圏のニュース・新聞系、日独のお役所の公式メルマガ系、政治家の個人メルマガ系、ショップ&メーカー系、ケータイやパソコン関連のニュース系、ひとこと名言系、健康系、占い系、などなど、転送している分をあわせたらいちにちで3桁に達します。

全部が全部熟読しているわけではないし、Becky! でざっくり振り分けてそのまま、というものも多いのですが、ニュースなどはとくに、後から検索をかけて調べられるので、事実上の「データベース」となってます。・・・・だからめんどくさくなって 新聞記事のデータベース はずっとサボってるんですが(^^;) HTML ファイルを全部保存しておくよりファイルサイズも小さいし、Becky! ではメール本文を直接編集できますから、いらないところを削ってしまってもいいし、なんなら Telmethod で自動的に圧縮してもらって、その小さくなった方を保存しておいてもいいです。


なにしろ、Sueddeutsche Zeitung も Die Welt も Der Standard も、日々の見出しとその記事の URL を知らせてくれますから、メールを見て全文を読みたくなったらクリックするだけ。フレッツ ISDN はもはや「遅い」部類とはいっても、常時接続できるのはやはり安心です(でも Air -H" にする気はないんですけど(^^;)・・・あれはさすがに遅いかな、と思って)


転送しているものは、これまでも何度か書いたように、Telmethod 経由でいちど Biglobe のアドレスに集め、そこから J-Phone と feel -H" に振り分けています。どちらにも送らない設定のものもありますが、これは Jornada や E-750 でアクセスした時に読んだり、家のパソコンで読んだりしています。この場合、Telmethod は本文圧縮のためのみに使っていて、オリジナルのメールは、いったん trash と名付けたフォルダに振り分け、保存する必要がないことを確認してからごみ箱に入れています。


・・・・なんかドイツ語の話だけじゃなくなってしまいましたが、メルマガは語学学習にも役立ちますよ、というおはなしでした(^_=) 作者のみなさん、ありがとう!!

Mo. 8. Oktober 2001 21.04 Uhr MESZ / Di. 9. Oktober 04:04 JST


追記です。


昨今、ウェブ上の新聞・雑誌記事などには画像やよけいなタグが多く、そのまま保存するには不都合なものもあります。そこでよく(でもないか?)あるのが、「Druckversion」あるいは「Diese Seite drucken」、つまり印刷して読むためによけいな装飾をとったページや、「このページをメールで送る (versenden)」というコーナー?(っていうのかしら?(^^;))です。さらに、メールで送る方法も、本文をそのまま送るもの(Spiegel online, Die Welt など)と、URL だけ知らせてくれるもの(Sueddeutsche Zeitung など)があります。

これらの記事も、自分宛にメールしてしまえば、資料としてとっておけます。「メールで送る」モードがなくても、本文をコピーして秀丸に貼り付け、不要なところをカットしてから自分に送ればよいです(印刷用のページのデータを使った方が楽かもしれません(^_=))。タイトルなどでフォルダに振り分けておけば、便利ですよ(^_=)


So. 14. Oktober 2001 03.27 Uhr MESZ / 10:27 JST

いままで、Windows CE マシンといえば Handheld PC しか使ったことがなかったのですが、とあるモニターに当選して Cassiopeia E-750 を使い始めました。といってもふだんはやはり H/PC の Jornada 710 を使ってしまうので、あんまり活用しているとはいえませんが(^^;)

さて E-750 のために CF type I の LAN カード(+PCカードアダプタ)を購入、c@rd -H" も MC-P200 から CFE-01 (c@rd -H" 64 petit というやつ。CF type II で、アダプタは標準添付) に機種変更して、Jornada と兼用で使うことにしてみました。CFE-01 は ThinkPad でも FIVA でも使えるし、10月からは「データセット割引」とやらも始まったし、なかなかよろしいです。LAN カードもナマイキに 100 のにして、ルータの前にスイッチングハブとやらを使っているので、なんとなく速いような気が、ちょっとします(といってもうちはフレッツ ISDN だから、どってことないかも)

Pocket PC といってもやることは同じです。Deutsche WelleDer Standard を見て、Pocket WZ Mail で Deutsche Welle からのメールを受信して、PDIC for CE (ちゃんと Pocket PC でも使えるのですね(^_=))で辞書をひいて、・・・・入力はあまりしないんですが、スタイラスでつんつんするだけなので、予想していたよりは楽でしたね。

E-750 搭載の Pocket Internet Explorer は、ä などがちゃんとウムラウトとして表示されるので、デフォルトのままで日欧混在が出来ます。ただ、Latin2 など別のコードのページの表示はどうもうまくいかないみたいです。ん〜。unicode もなんかうまくいかない・・・。ちなみに、エンコードは「オプション」の中でかえられるんですが、ここに UTF-8 なども入っているのに、どうもうまく表示できないみたいです。(うちの「国名」のページその他を見た限りでは、ですが。) あと、中途半端に? Java がきいているのか、例の APA のページはうまく表示されません。ん〜〜〜。

というわけで E-750 で見るページはもっぱら Der Standard です。ここは CE 用に作られていて、軽いし、パソコン用のページとテキストの内容は同じだし、エンコードをかえなくてもそのまま読めるし、大変よろしいです(^-^)v Deutsche Welle もいいんですが、左の赤い帯がちょっとじゃまで・・・・(^^;) ほかにもいいページを見つけたらご報告します。ご存じの方は是非教えてくださいね(^_=)

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