日々の活用
うちのメインマシンは Cassiopeia FIVA 102S という、Win98 マシンとしては最小の部類に入るものです。これをそのまま持ちだしてもいいんですが、ポートリプリケーターをつけてシリアルでTAに接続しているため、そのとりはずしなどがなんとなくめんどくさいし、なにげにファンの音もうるさいし、というわけで、普段の持ち歩きはJornada680 などの Windows CE マシンにしています。メモリは16メガ、CF(コンパクトフラッシュ)も大きいやつで64メガのしか持っていないので、大量の資料を持ち歩くわけにはいきませんが、日々の新聞記事のフォルダ、二日分やそこらなら十分です。以前はCFをはずしてアダプタをつけてFIVAくんに差し替えてコピーしていましたが、最近になってLAN接続することを覚えたので、ずいぶん楽になりました。その日のフォルダごと「Jornada 同期ファイル」にコピーしておいて、ケーブルでつないで ActiveSync。シリアル接続だと遅すぎて耐えられませんが、LANならまぁ許せます。それに、古くなったファイルは、FIVAくんか Jornada どちらかの同期ファイルのフォルダで削除しておけばよいので、CFで削除するのを忘れていっぱいにしちゃうよりなんとなく楽です。ちなみにこの原稿も、出先で Jornada の同期フォルダ内のテキストファイルに書いております。
うちはフレッツISDNで常時接続できて、新聞記事をLANで手軽に Jornada にコピーして持ち歩けるようになったので、外でアクセスする必要はあまりなくなりました。電車で座れたら Jornada を開けばいいし、駅で立って待っているときにどうしても何か読みたくなったら i-mode か EzWeb すればよいし(ブラウザ編&ケータイ編 参照)。
また、覚えておきたい語彙や、資料としていつでも読みかえせるようにしておきたい記事などは、PDIC や WzMemo で保存しておきます。これらは Win98 でも CE でも同じデータファイルをそのまま扱えます。ただし、PDIC for CE ではウムラウトが文字化けするのと、辞書グループに登録できる辞書の数が4つまで、という制限がありますが。
PDIC では、2000年版 にも書いたように、気になる語彙をどんどん拙作辞書に登録するほか、資料用にしている辞書ファイル(うちでは lex.dic)に記事をまるまる登録しています。ドイツ語の記事の見出しを英単語部、本文を用例部、もし対応する日本語の記事が見つかったらそれを日本語訳部に入れておくのです。ウムラウトの関係で、この作業は FIVA でやります。
WzMemo は、同期ファイルのフォルダにある wzmemo.mem を標準ファイルに指定してあるので、同期するのを忘れて両方で更新してしまった、というチョンボさえしなければ、FIVAと Jornada で同じものが使えます。日本語しかないので、これは Jornada でやっても大丈夫です。
PDIC や WzMemo に入れておかなかったことでも、あとから「あれ、なんだったっけ?」と調べたい時は、新聞記事のフォルダを検索します。だいたいの時期がわかっている時は、その月もしくはそれらしい日付のフォルダだけ探せばよいです。スタートボタン→検索(F) で、ファイル名を *.ht* フォルダを c:\daten などに指定し、含まれる文字列を入力します。日本語の記事を保存するようになってからますます便利になりました。やっぱり英語のファイルも保存しとこうかなぁ・・・・・